足利市 しのだ歯科 ブログ
楽しく通える歯医者さん♪Part2
痛くない、楽しく通える歯医者さんをモットーに日々励んでいます。
前回は歯医者は恐いというイメージを変えるためユニホームを白衣からポロシャツに変えた話をお伝えしました。
今回はできるだけ痛くない治療の話をします。
実はかつて、僕も歯医者に行くのが大の苦手でした。それは子供の頃に受けた治療がトラウマになっているようです。
自己紹介にも書いたように、子供の頃はろくに歯も磨かず虫歯がたくさんありました。
その時の治療は今思い返せば、おそらく虫歯が大きかったため麻酔をして神経を取る治療をしたのだと思います。その時の麻酔の注射がすご〜く痛かったんです(>_<)
小6か中1ぐらいだったと思います。子供ですが、痛いからといって泣きわめくような年齢でもありません。でも今思い返してもあの麻酔は痛かった!歯医者さんの麻酔は風邪などの時内科で打つ注射とはちょっと違います。
歯の治療の時は麻酔は歯ぐきにうちますが、歯ぐきの下には骨があります。骨は骨膜と言う膜に被われていますが、その骨と骨膜の間に麻酔液を流していきます。
そこはとても狭いすき間のためすごく強い圧力かけます。ですから歯科の麻酔の注射器は握るところに力をかけるため特殊な形をしています。要は強い圧力をかけるからすごく痛いわけです。で当時打たれた麻酔がどれだけ痛かったかと言うと、あまりの痛さに目にみるみる涙が溜まってきました。
でも麻酔されてる時はイスが倒れていて上を向いてるからなかなか涙は垂れません。とうとう涙がいっぱいになって、たら〜、ってひとしずく垂れたという光景です。自分で言うのもなんだけど、かわいそうですね。
自分の経験から、子供にこんな思いはさせたくありません。もちろん大人の方にも。
そこで僕が使っているのが、電動麻酔機アネジェクト!です。必要以上圧力をかけないよう機械が制御してくれます。ゆっくりゆっくり麻酔液を注入していきます。そのため、痛みはほとんどありません。
ただし麻酔に時間がかかります。といっても3〜4分です。たぶん昔はこの3〜4分を待てずにすごい圧力をかけて打とうとするから痛かったんだと思います。30年以上も前ですから忙しくてその時間も待てなかったのでしょう。
その他痛みを少なくする工夫では、、麻酔の針を刺す歯ぐきのところに表面麻酔というゼリー状の塗り薬を塗っておきます。これを塗って2〜3分待つだけでも針を刺す痛みは和らぎます。このゼリーもバナナのような匂いにしてあります。そして使う針は極細の物を使います。刺す時の抵抗を無くすためです。全然違いますよ。
そしてもうひとつ、うちの医院では、笑気吸入鎮静麻酔を使っています。これは鼻から嗅ぐ空気タイプの麻酔です。
歯の治療ではみなさん誰でも多少は緊張するでしょう。治療のイスに座っただけで血圧が上がっているかもしれません。この笑気麻酔は緊張をほぐし気持ちを落ち着かせリラックスさせる効果があります。10分ぐらい嗅いでいると少しぼ〜っとした感じになります。その状態になったら麻酔の注射をしますので、痛みはほとんどありません。
麻酔のあとに「うがいをしてください」というと「えーって⁉︎いつ麻酔したんですか?」なんて言う患者さんもいます。笑気麻酔のほうは、嗅ぐのを止めると15〜30分程でもとの状態に戻ります。治療後は普通にクルマを運転して帰ることができますのでご安心ください。
みなさんにとってどんな時も 痛くない!楽しく通える歯医者さん!でありたいと願っています。
今日は、麻酔の話でした(^^)